お友達に教えるサイトマップお問い合せ
KNOW!VPD
powered by Yahoo! JAPAN
 
子供のVPD

ロタウイルス感染症(ロタウイルス胃腸炎)

どんな病気

子どもの下痢やそれに伴う嘔吐がおこるVPDです。「嘔吐下痢症」とも呼ばれますが、正式には胃腸炎です。その原因のほとんどがウイルスなので、「ウイルス性胃腸炎」と呼ばれます。

胃腸炎の原因になるウイルスはたくさんありますが、一番重症になりやすいのがロタウイルスによる胃腸炎です。この病気にかかると水のような下痢が何回も続き、それに嘔吐が伴うと体から水分と塩分がなくなり、いわゆる脱水症になります。脱水症にはならない場合でも、たいへんつらいものです。下痢便の色が白くなることも多いので「白色便性下痢症」、冬に多いので「冬期下痢症」と呼ばれたこともあります。ただし、ほかのウイルスでも同じような症状がおこることがあります。また、このロタウイルスは下痢だけでなく、繰り返すけいれんや脳炎(毎年約40人)など重い合併症もおこします。

ロタウイルスには多くの種類(型)があり、5歳頃までに少なくとも1回以上はかかりますが、その後も何回かかかることがあります。ただし2回以上かかると重症化する可能性は低くなります。そのためにワクチンも2回以上接種します。
感染力が強く、保育所などでもあっという間に流行します。手洗いなども大切ですが、完全に伝染を抑えることはできません。根本的な治療法がないために、ワクチンによる予防が重要です。

重症になると

脱水症がひどくなると、点滴や入院が必要になります。点滴や入院をしても、重症で死亡することもあります。脱水の重さには関係なく、けいれんが何回もおこったり、後遺症も多い脳炎(毎年約40人)などの多くの合併症が起こったりして、これにより死亡することもあります。

予防は?

ロタウイルスワクチン(任意接種、生ワクチン)を飲んで(経口)予防します。世界では、ロタリックス(GSK社)とロタテック(MSD社)という2種類のワクチンが使われています。日本では、ロタリックスが2011年11月から発売になりました。ロタテックも現在発売準備中です。

ワクチンの種類により接種スケジュールが異なりますが、ロタリックスは生後6週から接種(経口)ができ、4週以上間隔をあけて2回接種します。ロタリックスは生後24週(生後168日)までに2回の接種を終わらせる必要があります。そのためには、初回接種をできれば生後2か月の誕生日、遅くとも生後3か月半過ぎ(生後15週)頃までに受けるようにかかりつけ医と相談しましょう。
なお、このワクチンは以前に腸重積症を起こした子どもや、腸重積症を起こしやすい腸の病気の子どもは受けることができません。

ロタウイルスワクチンは生ワクチンのため、接種後に4週以上間隔をあけなければ次のワクチンを接種できません。0歳児はほかにも接種が必要なワクチンが多数ありますので、同時接種で受けることが重要です。具体的には、生後2か月になったらヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなどと同時接種で受けることをおすすめします。

早く免疫をつけて、こわいVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。

「VPDを知って子どもを守ろう」の会について プライバシーポリシー