お友達に教えるサイトマップお問い合せ
KNOW!VPD HOME
 
予防接種ケーススタディ
シーン2 子どもを確実に守るためには、同時接種が必要です。

同時接種は大丈夫?安心して受けていい?

自称ベテランママ Vさん 新米パパ Pさん 検索大好きママ Dさん
同時接種で受けるよりも、1本ずつ受けたほうがワクチンの効果が高いのではないかしら。 小さな赤ちゃんに、複数のワクチンを打っても大丈夫ですか? 同時接種のメリットは、何度も通院しないことだけですか。親にとってはうれしいけれど、子どもにとってはどうなんでしょう。
先生に聞いてみよう!

日本の赤ちゃんが1歳前に接種する主なワクチンは6~7種類、接種回数は15回以上にもなります。世界中の小児科医が同時接種をおすすめしているのは、予防接種スケジュールが簡単になり、接種忘れなどがなくなる(接種率があがる)だけでなく、予防という本来の目的を果たす意味で非常に重要だからなのです。

Vさんのように、同時接種よりも単独接種のほうがワクチンの効果が高いと誤解している保護者の方が多くいらっしゃいます。それぞれのワクチンの効果が減ることはありません。また、副反応が多くなったり、特別な副反応が現れたりすることもありません。

Pさんがご心配されるのも無理はありません。同じことが世界中で心配されました。しかし子どもの免疫の力は弱いのですが、ワクチン10本を同時接種しても、免疫力の0.1%くらいしか使用しません。そして実際問題として、長い間世界中で使用されて問題が起こってないことが最大の証拠(エビデンス)です。

アメリカの同時接種の例(生後2か月)
(1)三種混合 (2)ヒブ (3)小児用肺炎球菌 (4)不活化ポリオ (5)B型肝炎 (6)ロタウイルス

Dさんは、お子さんのことを最優先に考えていらっしゃるのですね。実は同時接種の最大のメリットは、通院回数が減ることではありません。複数のワクチンを同時に受けることで、病気に対する免疫が早期にえられ、早い時期に子どもをVPDから守ることになります。だからこそ、世界中の医師が同時接種をおこなっているのです。

まとめ
1同時接種は、早く、確実に免疫を獲得するための方法
2ワクチンの効果や副作用は、同時接種も単独接種と変わりません
3小さな赤ちゃんでも大丈夫。同時接種は世界中で推奨
前のシーン 次のシーン