風しんウイルスによって起こるVPDです。かかる年齢は生後12か月くらいから。多くの場合、それほど重くなりませんが、毎年、無視できない数の人たちが重症になっています。麻しん(はしか)ほどではありませんが伝染力も強く、症状の出ない人でも他の人にうつす可能性があります。欧米と大きく異なって、日本ではいまだに風しんがはやっています。
約2−3週間の潜伏期の後に熱が出て、首のリンパ節が腫れます。また熱と同じ頃に体に赤い発しんが出てきます。発熱するのは3−4日間ですが、熱の出ない人もいて、多くの場合はかぜ程度の症状です。しかし重くなる場合もあり、以下の合併症が問題です。
風しん脳炎が、3−5千人に1人起こります。また、風しんが治って数週間後に、血が止まらなくなる血小板減少性紫斑病が起こることがあります。そのほか妊娠初期の女性がかかると、目、耳、心臓などに障害を持った先天性風しん症候群の子どもが生まれます。
国の定期接種では生後12か月からです。1歳代と、小学校入学前の2回、MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン、生ワクチン)を受けます。ママやパパもワクチンを受けていなかったり、抗体がなくなっていれば、必ずワクチンを受けてください。