日本では発売されていませんが、世界の子どもが現在受けられる主なワクチンをまとめました。
※各ワクチン名をクリックすると詳しい説明がご覧になれます
| 予防するVPD |
ポリオ(小児まひ、急性灰白脊髄炎) |
ポリオ(小児まひ、急性灰白髄炎)を予防するワクチンには、口から飲む(経口)生ワクチンと注射の不活化ワクチンの2種類があり、日本の定期接種に指定されているのは、生ワクチン(経口)のポリオワクチンです。注射の不活化ポリオワクチンは、日本では承認されていません。
日本では1980年から30年以上、野生のポリオウイルスによる小児まひの患者は出ていません。1960年のポリオ大流行を急速に終わらせたのは経口生ワクチンの功績ですが、生ワクチンは腸の中で増える間に病原性(毒性)を強めることがあります。そのため、頻度は少ないのですが、生ワクチンを飲んだ人や保護者など周りの人に、ワクチンの副作用として小児まひが起こっています。日本と同じように野生のポリオウイルスの流行していない国々では、ワクチンによる小児まひを防ぐために、1990年代後半から経口生ワクチンを不活化ワクチンに切り替えてきました。日本でも不活化ワクチンに切り替わっていてもよさそうなものですが、国内で承認されているワクチンは、今のところ経口生ワクチンしかありません。先進国でいまだに経口生ワクチンを使用しているのは日本だけです。
| 予防するVPD |
A型肝炎 |
現在、日本では15歳以下の子どもの接種ができません。A型肝炎ワクチンは子どもでも安全性は高いとされ、米国では生後1歳からの定期接種(義務接種)です。海外渡航などで必要性の高い方は、15歳以下でも渡航用ワクチン接種を行っている病院などで相談してください。