ストップ!風しん

○大人の風しんが流行中。

2018年、夏ごろから風しんの流行が首都圏からはじまり、11月の今も患者数は増え続けています。また大人がかかると重くなる場合もあり、脳炎や血小板減少性紫斑病を起こすことがあります。

 

○妊娠中の女性がかかると、赤ちゃんに影響がでる

  また風しんは症状が軽かったり、現れなかったりするため、気が付かないままほかの人にうつしてしまう恐れがあります。妊娠中の女性にうつしてしまうと、おなかの赤ちゃんの眼や耳、心臓に先天性の障害がでることがあります。おなかの赤ちゃんを守るには、周囲の人がワクチンを受けることが必要です。

 

○30代〜50代の男性はワクチンで予防を

30代から50代の男性が風しんにかかりやすいのは、定期接種で受ける機会がなかったり、定期接種の接種率が低かったためです。自分がかからないためだけでなく、ほかの人に移さないように、ワクチン接種を受けましょう。大人も子どももできるだけ早くワクチンで予防しましょう。

 

○男性のワクチン接種がおなかの赤ちゃんを守る

 妊娠初期に風しんにかかると胎児に影響します。2012年〜2013年に大流行した際には、白内障、難聴、心臓病などの障害をもつ先天性風しん症候群(CRS)の赤ちゃんが45名生まれました。そのうち11名は、1歳前後で亡くなっています。

妊娠中は風しんワクチンを受けられませんので、妊娠前にワクチンを受けておく必要があります。同時に妊娠する可能性のある女性の家族や職場の同僚など、周りの方すべてにワクチン接種がすすめられます。

 

★ 妊婦もしくは妊娠の可能性のある女性の夫、子ども及びその他の同居家族

★ 30代〜50代の男性(ワクチン接種や風疹に罹った記録がない人)

★ 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方

★ 出産後まもない女性

 

○風しん予防にはMR(麻しん風しん混合)ワクチン

予防には、できれば風しん単独ワクチンではなく、MR(麻しん、風しん混合)ワクチンがおすすめです。その理由は、風しんワクチンを受けていない人や1回だけの人では、麻しんワクチンの接種回数も不十分で、麻しんに対する免疫も弱いことが多いからです。本当にかかったことのある人が接種しても、3回以上接種してもとくに問題はありません。 MRワクチンは小児科でも受けられます。お近くの内科や産婦人科の医療機関にも問い合わせてください。

接種費用を負担する自治体や企業が増えていますので、確認してください。接種費用の補助がない場合でも、自分のため、生まれてくる子どもたちのためにワクチン接種で予防しましょう。

  

○風しんの症状

風しんは、風しんウイルスによって発疹、発熱、耳の後ろなどのリンパ節の腫れが起こるVPDです。症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症がおきることがあります。大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

 

○風しんの感染力はインフルエンザの5倍。発疹前にも感染。

今の小児はワクチン接種がすすめられているため、最近の流行の中心はワクチンを接種していない20代~40代の大人です。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)です。他の人にうつす期間は、発疹の出る2、3日前から発疹が出て5日後くらいまでとされていますので、自覚しないままに周りの人にうつしていることも少なくありません。感染力はインフルエンザの5倍と言われています。

 

○職場で感染を広げないために

風しんの潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)あり、発疹が現れる前に人にうつしてしまうことがあります。ウイルスに感染しても明らかな症状がでないこともあります。症状が軽いと気づかずに、出勤することもあります。このように、感染した人が知らず知らずのうちに感染源となってしまうことがあるのです。職場で広げないためには、風しんワクチンを受けたことがない人で、発疹など風しんを疑う症状がある場合には、まず医療機関を受診してください。公共交通機関を利用したり、無理して職場には出ないようにしましょう。
風しんは感染症法の五類感染症に分類されていますので、就業制限の対象ではありませんが、「労働安全衛生規則61条」により就業禁止にする必要があります。

 

○風しんポスターで予防を啓発。ダウンロードできます。

風しん予防の必要性は、ニュースなどの報道もありますが、ご存知ないかたもいらっしゃいます。ポスターをダウンロードして、周囲の方に知らせることも大切です。こちらのポスターはダウンロードができます。

 

     
 予防ポスター  予防ポスター(写真あり)  職場用ポスター

(協力:独立行政法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室)

   

○風しん情報 リンク

風しんや先天性風しん症候群(CRS)の解説やダウンロードポスターがあります。

★オトナのVPD
「オトナのVPD」 http://otona.know-vpd.jp/
「オトナの風しん」 http://otona.know-vpd.jp/vpd/fuushin.html

VPDを知って、子どもを守ろうの会が思春期、子育て世代、現役ミドル世代、シニア世代のためのワクチンやVPDの情報を発信しています。

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
風しんや先天性風しん症候群(CRS)の解説やダウンロードポスターがあります。

NHK「ストップ風疹~赤ちゃんを守れ」
http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/ 
これまでにNHKで報道された内容が掲載されています。

東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/
風しんの流行状況や「予防接種に関する問い合わせ先一覧」(全国の費用助成の情報)がわかります。

○大人の風しんが流行中。20代以上の方はワクチンで予防を

現在、風しんの流行が首都圏から全国に広がってきています。風しんは軽い病気のように思われていますが、決して軽く済むVPDではありません。脳炎や血小板減少性紫斑病も起こします。大人がかかると重くなるとされ、最近、20代の男性2名が風しん脳炎をおこしています。20代以上の男性が風しんにかかりやすいのは、そのほとんどがワクチンを受けていないから。大人も子どももできるだけ早くワクチンで予防しましょう。 

 大人の風しん予防接種の費用助成を実施している自治体 

東京都感染症情報センターのホームページに風しん予防ワクチンの助成情報が掲載されています。

東京都感染症情報センター「成人の風しん予防接種に関する問い合わせ先」  

 

○女性は妊娠前にワクチンで確実に予防しましょう

妊娠初期に風しんにかかると胎児に影響します。実際にここ1年ほどで白内障、難聴、心臓病などの障害をもつ先天性風しん症候群(CRS)の赤ちゃんが10名近く出生しています。妊娠中は風しんワクチンを受けられませんので、妊娠前にワクチンを受けておく必要があります。同時に妊娠する可能性のある女性の家族や職場の同僚など、周りの方すべてにワクチン接種がすすめられます。

★ 妊婦もしくは妊娠の可能性のある女性の夫、子ども及びその他の同居家族

★ 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方

★ 出産後まもない女性

 

○風しん予防にはMR(麻しん風しん混合)ワクチン

予防には、できれば風しん単独ワクチンではなく、MR(麻しん、風しん混合)ワクチンがおすすめです。その理由は、風しんワクチンを受けていない人や1回だけの人では、麻しんワクチンの接種回数も不十分で、麻しんに対する免疫も弱いことが多いからです。本当にかかったことのある人が接種しても、3回以上接種してもとくに問題はありません。 MRワクチンは小児科でも受けられます。お近くの内科や産婦人科の医療機関にも問い合わせてください。

接種費用を負担する自治体や企業が増えていますので、確認してください。接種費用の補助がない場合でも、自分のため、生まれてくる子どもたちのためにワクチン接種で予防しましょう。

  

○風しんの症状

風しんは、風しんウイルスによって発疹、発熱、耳の後ろなどのリンパ節の晴れが起こるVPDです。症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症がおきることがあります。大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

 

○風しんの感染力はインフルエンザの5倍。発疹前にも感染。

今の小児はワクチン接種がすすめられているため、最近の流行の中心はワクチンを接種していない20代~40代の大人です。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)です。他の人にうつす期間は、発疹の出る2、3日前から発疹が出て5日後くらいまでとされていますので、自覚しないままに周りの人にうつしていることも少なくありません。感染力はインフルエンザの5倍と言われています。

 

○職場で感染を広げないために

風しんの潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)あり、発疹が現れる前に人にうつしてしまうことがあります。ウイルスに感染しても明らかな症状がでないこともあります。症状が軽いと気づかずに、出勤することもあります。このように、感染した人が知らず知らずのうちに感染源となってしまうことがあるのです。職場で広げないためには、風しんワクチンを受けたことがない人で、発疹など風しんを疑う症状がある場合には、まず医療機関を受診してください。公共交通機関を利用したり、無理して職場には出ないようにしましょう。
風しんは感染症法の五類感染症に分類されていますので、就業制限の対象ではありませんが、「労働安全衛生規則61条」により就業禁止にする必要があります。

 

○風しんポスターで予防を啓発。ダウンロードできます。

風しん予防の必要性は、ニュースなどの報道もありますが、ご存知ないかたもいらっしゃいます。ポスターをダウンロードして、周囲の方に知らせることも大切です。こちらのポスターはダウンロードができます。

 

     
 予防ポスター  予防ポスター(写真あり)  職場用ポスター

(協力:独立行政法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室)

   

○風しん情報 リンク

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
風しんや先天性風しん症候群(CRS)の解説やダウンロードポスターがあります。

NHK「ストップ風疹~赤ちゃんを守れ」
http://www3.nhk.or.jp/news/stopfushin/ 
これまでにNHKで報道された内容が掲載されています。

東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/rubella/
風しんの流行状況や「予防接種に関する問い合わせ先一覧」(全国の費用助成の情報)がわかります。